和歌

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 西行法師の歌を紹介します。

 わしのやま くもる心の なかりせば たれも見るべき 有明の月
「心が曇っているので、せっかく出ている月も見えないけど、心がきれいになったならば、全てのものがお月さんをむルことができる」という意味です。

 仏教では、人間の心の中にきれいな湖があるとします。でも、無知、怒り、自己都合がその湖の水を不透明なものにしたり、波立たせたりするので、せっかく持っている真実を映し出す力を、自らが失ってしまっているのが人間だといいます。そうですね・・・。生きると言うことはたったひとつ、心の中の湖を澄ましていく修行なのかもしれません。

 では、拙首です。

 みずからの 心の中の 湖を 常に見つめる そんな力を

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このページは、宝徳 健が2010年2月13日 07:22に書いたブログ記事です。

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