和歌

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 万葉集、柿本人麻呂の歌を紹介します。

 春山の 友うぐひすの 鳴き別れ 帰ります間も 思ほせ我を
「春山のうぐいすが鳴きながら別れていくように、お帰りになるその間も、ふりかえるように思ってください、私を」

 なんてきれいな歌なんでしょうか。和歌を読み続けて一年余り。何でも続けてくるとわかることがあります。和歌も同じですね。というか、特に和歌は、続ける価値が他の事柄よりも何倍もあります。結局、何を成功させようとしても、自分自身の心が整っていないとだめだということです。一時的な成功や、ノウハウや技量のみの成功はありえません(ごく短期的な成功はありますが)。知識偏重に教育に陥った戦後の教育が、いかに今の日本をゆがめているかがわかります。
 経営においてもそうです。無理やり収益をあげようとか、すぐに収益があがるノウハウや知識ばかりを求めている経営は、いずれ行き詰ります。まずは経営者自身が自分を整える。そのために、和歌は最適な方法です。あの、大明君、明治天皇が一日に40首以上詠まれたという意味が少しわかるようになりました。続けます。

 では、拙首です。

 自らの 力のなさが 心つく つくのであれば 心を尽せ

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このページは、宝徳 健が2010年2月27日 07:49に書いたブログ記事です。

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