このシリーズは右のカテゴリー「どの本よりわかりやすい南総里見八犬伝」に格納されています。
九歳の犬士 犬江親兵衛が里見義実を助けたところまででした。
ごめんんさい。なんと大きなミスをこれまでしていたのでしょうか。毎日載せている八犬士の名前に、犬江親兵衛の名前が抜けていました。
仁:犬江親兵衛(いぬえしんべえ) 現八の妹ぬいの子供。一度 大鷲にさらわれた
義:犬川荘助(いぬかわそうすけ) 大塚村で蟇六・亀篠夫婦に雇われていた額蔵
礼:犬村大角(いぬむらだいかく) 現八と出会った、妖怪に騙され ていた人
智::犬坂毛野(いぬさかけの) 小文吾が軟禁されているときに助けた女に化けていた犬士
忠: 犬山道節(いぬやまどうせつ) 浜路の兄。不思議な行者。
信:犬飼現八(いぬかいげんぱち) 大塚村の信乃の隣に住んでいた糠助の子供。古河で、 信乃と対決して一緒に行徳に流れていった。
孝:犬塚信乃(いぬづかしの) 大塚村の番作の子供 浜路の許婚
悌:犬田小文吾(いぬたのこぶんご) 行徳の旅籠屋の息子
九歳の犬士 犬江親兵衛が里見義実を助けたところまででした。
ごめんんさい。なんと大きなミスをこれまでしていたのでしょうか。毎日載せている八犬士の名前に、犬江親兵衛の名前が抜けていました。
仁:犬江親兵衛(いぬえしんべえ) 現八の妹ぬいの子供。一度 大鷲にさらわれた
義:犬川荘助(いぬかわそうすけ) 大塚村で蟇六・亀篠夫婦に雇われていた額蔵
礼:犬村大角(いぬむらだいかく) 現八と出会った、妖怪に騙され ていた人
智::犬坂毛野(いぬさかけの) 小文吾が軟禁されているときに助けた女に化けていた犬士
忠: 犬山道節(いぬやまどうせつ) 浜路の兄。不思議な行者。
信:犬飼現八(いぬかいげんぱち) 大塚村の信乃の隣に住んでいた糠助の子供。古河で、 信乃と対決して一緒に行徳に流れていった。
孝:犬塚信乃(いぬづかしの) 大塚村の番作の子供 浜路の許婚
悌:犬田小文吾(いぬたのこぶんご) 行徳の旅籠屋の息子
このあと、親兵衛は、義実(よしざね)の許しを得て、館山城の前に着きました。そして、部下を二人ひきつれて、館山城の門を叩きます。
「開けろ、開けろ、殿様からの使いだぞ」
門番も、子供三人なら入れても構わないだろうと、たかをくくって、中に入れました。
親兵衛たちは、兵隊をおしのけて、さっさと置くに進みました。館山城主は、四、五十人の武装した兵に守られながら傲然と上座にすわっていました。親兵衛は、「俺は、上使だから、上座に座るぞ」とつかつか、床の間に座りました。
城主は、怒って、「この小僧、正気か! ひきずりおろせ!」と銘じます。兵が親兵衛におどりかかりますが、親兵衛の懐から、パッと光が発射して、兵隊達の眼が見えなくなってしまいました。親兵衛は、城主もとらえ、そして、里見家の嫡男も救い出し、敵軍を無血で降伏させました。
城主は、命は助けられましたが、その代わりに、額に十字の刺青をされて、隅田川の西岸に追放されました。城主が船の中で眠ったあと目を覚ましたとき、見知らぬ家の中に自分がいることに気づきました。
なんとそれは、あの女妖術使いの家だったのです。城主は、この妖術使いと日夜、乱れに乱れた生活をしました。一方、女妖術使いは、妖術によって、親兵衛が、里見家から離れて旅に出るように仕向けました。
親兵衛の留守ならなんとかなるだとうと、元館山城主と妖術使いは、残党を集めて、一挙に館山城を陥れて、浜路姫を奪おうとしました。でも、城は奪うことはできたものの、浜路姫略奪は、伏姫の神霊によって防ぐことができました。
城は、元城主と妖術使いに奪われたままです。里見家の家来が、親兵衛を呼びに行きました。
親兵衛は、戻ってきます。元城主と妖術使いは、相変わらず酒色にふけって、眠っています。そこに、親兵衛が踏み込み、二人をやっつけてしまいます。なんと、妖術使いは、狸だったのです。その狸は、あの、妖犬八房(やつふさ)に乳を与えて育てた古だぬきだったのです。なんとまあ、長いこと生きていたのでしょうか。
さあ、次回はいよいよ最終回。八犬士が勢ぞろいします。
「開けろ、開けろ、殿様からの使いだぞ」
門番も、子供三人なら入れても構わないだろうと、たかをくくって、中に入れました。
親兵衛たちは、兵隊をおしのけて、さっさと置くに進みました。館山城主は、四、五十人の武装した兵に守られながら傲然と上座にすわっていました。親兵衛は、「俺は、上使だから、上座に座るぞ」とつかつか、床の間に座りました。
城主は、怒って、「この小僧、正気か! ひきずりおろせ!」と銘じます。兵が親兵衛におどりかかりますが、親兵衛の懐から、パッと光が発射して、兵隊達の眼が見えなくなってしまいました。親兵衛は、城主もとらえ、そして、里見家の嫡男も救い出し、敵軍を無血で降伏させました。
城主は、命は助けられましたが、その代わりに、額に十字の刺青をされて、隅田川の西岸に追放されました。城主が船の中で眠ったあと目を覚ましたとき、見知らぬ家の中に自分がいることに気づきました。
なんとそれは、あの女妖術使いの家だったのです。城主は、この妖術使いと日夜、乱れに乱れた生活をしました。一方、女妖術使いは、妖術によって、親兵衛が、里見家から離れて旅に出るように仕向けました。
親兵衛の留守ならなんとかなるだとうと、元館山城主と妖術使いは、残党を集めて、一挙に館山城を陥れて、浜路姫を奪おうとしました。でも、城は奪うことはできたものの、浜路姫略奪は、伏姫の神霊によって防ぐことができました。
城は、元城主と妖術使いに奪われたままです。里見家の家来が、親兵衛を呼びに行きました。
親兵衛は、戻ってきます。元城主と妖術使いは、相変わらず酒色にふけって、眠っています。そこに、親兵衛が踏み込み、二人をやっつけてしまいます。なんと、妖術使いは、狸だったのです。その狸は、あの、妖犬八房(やつふさ)に乳を与えて育てた古だぬきだったのです。なんとまあ、長いこと生きていたのでしょうか。
さあ、次回はいよいよ最終回。八犬士が勢ぞろいします。
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