和歌

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 今日も、英霊達の遺書を紹介します。

広田幸宣少尉 

新潟県出身 海軍甲種飛行予科練習生第十期、第一神風特別攻撃隊葉桜隊、昭和19年10月30日 比島方面にて戦死 享年21歳

 10月30日といえばまだ初期の特攻です。広田少尉は予科練同期3名を含む8名で出撃されました。アメリカ側の資料に よっても空母フランクリン、軽空母ベロー・ウッドの2隻に大損害を与えています。このような大戦果をあげた勇敢な隊ですが、やはり生身の人間です。まだ21歳です。この 手紙には胸が熱くなる。

 この人たちが侵略者ですか?


広田少尉の遺書

拝啓 たぴたぴのおたよりうれしく拝見致しました。この前の便箋七枚の手紙を見ては涙がとめどなくほほを伝はりました。何回も何回もくりかへして読みました。金送りましたが、こんなによろこんで頂けるとは思ひませんでした。神様などへそなへなくともよろしいですから、すぐ用立てて下さい。少し金持ちらしくやって下さい。財布が底抜けにならぬ様に一ヶ月に一回は必ず補給します。

 私は貯金はこちらでたくさんやってゐますから、送った金はぢゃんぢゃん使ってください。みかん着いたそうで何よりです。出来たらもっと送りませう。玉ちゃんにも小遣ひ出来るだけ送りますからお嫁に行く日の貯金に、

 お母さんの書いてよこされたことも近い中にあるかも知れません。こんど金が自由になったらゆっくりと面会にこられないですか。やがては泊まりもありますし、二十四時間のやすみもありますから、ゆっくり話も出来ますし、共に寝ることも出来るわけです。汽車は酔はなければよいのだがなあ。トランク要るなら送ってもよいです。ではお体大切に、

ベッドの中で

なつかしい母上様、かあちゃんよ!!



 では、拙首です。

 自堕落な 時代に生まれた わたしたち どのようにして 気持ちを変えるか

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このページは、宝徳 健が2010年8月16日 07:38に書いたブログ記事です。

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