このシリーズは右のカテゴリー「和歌」に格納しています。
今上天皇(きんじょうてんのう)の御製を紹介します。えっ? 今上天皇っていつの天皇かだって? は~、現在の天皇陛下を今上天皇といいます。明治天皇とか昭和天皇というのは、亡くなられた後につけられる名前です。
御製とは、天皇陛下が作られた詩文・和歌のことをいいます。日本人なら知っておきましょう。
さて、今上天皇がいつ詠まれた和歌でしょう。
セキレイの 冬のみ園に 遊ぶさま 告げたしと思ひ 醒めてさみしむ
昭和天皇御崩御の際に今上天皇が詠まれました。日本は、明治天皇・昭和天皇という素晴らしいリーダーを得て、現代の発展を得ました。かつての皇太子は15歳ぐらいまで、女官の中で育ちます。その育ちの中で、大人になり、明治の元勲や昭和のひとくせもふたくせもある政治家たちに、自然と頭を下げさせる人物になるのです。それはそれは、私たちでは想像もできない勉強と慎独があったことと思います。
まさに、to be goodです。「天子より以て庶人に至るまで、いつに是れ皆身を修むるを以て本となす」(大学)ですね。日本の皇室はすごい。明治維新がいらっしゃらなければ、明治の国づくりはありえませんでした。昭和天皇がいらっしゃらなければ、戦後の復興はありえませんでした。日本の国体があったらこその出来事です。その国体が今失われつつあります。国民が日本の国の国体をちゃんと知りましょう。マゾ国家から抜け出しましょう。
では、拙首です。
外国(とつくに)の ものばかりなど 追い求め 日ノ本にある ことを忘れる
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