和歌

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 今上天皇の御製を紹介します。平成四年の御製です。

 やがて国 敗(やぶ)るるを知らず 疎開地に 桐の筒花 ひとひゐし日よ

 桐の花をご覧になって、戦時中の疎開のことを思い出されたのでしょう。

 では拙首です。

 月に住む うさぎの話を 子らにする 母の姿を 今に偲んで

 今日9月12日は、亡き母の78回目の誕生日です。平成7年7月10日に62歳で亡くなりましたので、もう15年も経つのですね。昨日のことのように思い出されます。

 子供の頃言われたことがあります。「あなたは男なのだから、社会に出て、命を懸けて仕事をしているときには、親が危篤でも帰ってきてはいけません」と。

 今、生きていたら、私の息子の成長を誰よりも喜んだことでしょう。

 母から生を受けたことを誇りに思います。

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このページは、宝徳 健が2010年9月12日 04:09に書いたブログ記事です。

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