東京裁判が成り立たなくなるためGHQ総司令官 ダグラス・マッカーサーが闇に葬った「東條英機宣誓供述書」を解説し、大東亜戦争が侵略戦争などではなかったという、至極当たり前のことを証明しています。
今日は、対米交渉の最終回です。
そのまま抜粋します。
「しかも、この時代に次の四つのことが起こりました。
一、六月二十二日独ソ戦争が開始したこと
二、フランス政府と了解のもとに日本の行った南部仏印への進駐を原因として米国の態度が変化したこと。
三、七月二十五日および二十六日に米、英、蘭のわが在外資金凍結による経済封鎖
四、松岡外務大臣の態度を原因としたる第二次近衛内閣の総辞職
以上の内一および二の原因により米国の態度は硬化し、それ以後の日米交渉は仏印問題を中心として行われるようになりました。四の内閣変更の措置は、わが方はいかにしても日米交渉を継続したいとの念願で、内閣を更迭してまでも、その成立を望んだのでありまして、わが方では国の死活に関する問題としてこの交渉の成立に対する努力は緩めませんでした。前記のごとく内閣を更迭しその後においても努力を続けたのであります」
学校の教科書で習ったものとまったく違うと思います。
だめなのです。アメリカは、もう、日本をなんとしてでも徹底的に叩きのめす意志を持っていましたので、何を言っても難癖をつけられるだけでした。
過去の歴史を見てください。アメリカほどおかしな国はありません。歴史がないので、自分たちの力をなんとか誇示しようとする。自由と正義の国? 鼻で笑ってしまいます。 アメリカがどんなに狡猾な国かというのは、いずれ書きましょう。
でも、そのアメリカを頼りにするしかない、今の日本はもっと情けない。国民が不勉強だからです。
次回から、「『対仏印泰施策要綱』二つの狙い」を解説していきます。
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