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拙首だけです。
孔明も 仲達もみた 星々を 今我もみる 明けの御空(みそら)に
諸葛亮孔明や司馬懿仲達は、星空を読み、今後の戦略戦術を構築します。昔の人は天の大きな動きを察知する力があったのですね。科学とはある意味つまらないものです。
孔明が死んだことを、仲達は、星の動きで知ります。孔明を恐れに恐れて出陣しなかった仲達は、孔明なき蜀軍など、恐れるに足らずと、引き揚げを開始した蜀軍を追撃します。そこに生前の孔明が作らせた自身の木像を蜀軍の前面に押し出しました。何度も孔明に敗れて、孔明を心のそこから恐れていた仲達は、その木像を見て、孔明がまだ生きていると勘違いして、軍を撤退させます。これが有名な「死せる孔明、生ける仲達を走らせる」です。
科学が発達して、便利になった。でも、なんとつまらない時代に生きているのでしょうか? 科学の責任ではありませんね。生きている私たちの人間の責任です。
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