和歌

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 相馬御風(そうま ぎょふう)という人の和歌を紹介します。

 大空を 静かに 白き雲は行く われも静かに 往くべかりけり

 良い歌ですね。江戸時代の偉人 佐藤一斎の言志四録にこのような言葉があります。

 静観造化之跡 皆行其所 無事

 静かに造化の跡を観るに、皆な其の事無き所に行わる

 「心静かに、天地万物の創造化育された跡をみると、皆少しの無理もなく、しいて事を構えたようなところが全くない」

 世界共通語が英語であることから、私たちは、学校教育で英語を習いました。受験でも単独の科目としてあります。英語の教育は否定しませんが、あの言語自体はすごく底が浅い。だから、独自の文明・文化を語れない他国の人間が英語だけを覚えても、うすっぺらいものにしかなりません。

 今の支那は、こっけいすぎて語るにも値しませんが、古代の支那の古典や漢文は、語りつくせない深さがあります。こういうものを、幼児の頃から教育していたから、明治の日本は強かったのでしょうね。残念です。

 おっと、拙首です。

 でんとすわる 雪をかぶった 伊吹山 動かざるとも 人は之知る
 
 今朝、近江は、黒い雲がかかって、雪模様だったので、伊吹山が見えるかな~と思いましたが、その黒い雲を従えるように、その存在を示していました。あけましておめでとう、伊吹山。

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このページは、宝徳 健が2011年1月 4日 08:01に書いたブログ記事です。

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