和歌

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 道元の和歌を紹介します。

 峰のいろ 谷のひびきも 皆ながら わが釈迦牟尼の 声と姿と

 素敵な歌ですね~。道元は京都の宇治にある興聖寺を三十四歳で開設しています。そのお寺で、「法華経」と題して詠ったものです。

 道元は晩年「我愛山時山愛主、石頭大小道何休」と吟じています。「私が山を愛するとき、山また私を愛する。石までが大小とわず私に語りかけてやまない」という意味です。自然界の森羅万象を自己と対立する概念と捉えず、自己そのものが自然と同化する、自己と自然が常に照応し交換すると自覚できるすごさですね。

 これが、先日紹介した「回光返照」です。もう一度書きます。

「回光返照の退歩を学ぶべし。自然に身心脱落して、本来の面目眼前せん」

「前ばかり向いて歩かずに、ときには立ち止まり後ずさりして、自然と同化し、仲良く自然と語り合う気持ちのゆとりを持ちなさい。そうすれば、身も心も抜け落ちたように楽になり、自然の持っている本来の実相まで見えてきますよ」

 道元の極意です。いいな~。

 では、拙首です。

 サッカーを 通じて示せ 人々に 大和の心 世界に示せ

 私はサッカーは好きですが、点を入れた後の、あの馬鹿踊りは、見ていて、心が悲しくなります。日露戦争で、日本の連合艦隊が、ロシアのバルチック艦隊と日本海で海戦し、日本が大勝利をおさめました。外国の記者が、戦闘後すぐに、東郷平八郎や秋山真之が乗る、旗艦三笠に取材に乗り込みました。するとどうでしょう、日本将兵は、あれだけの激戦であったにもかかわらず、また勝利をおさめたにもかかわらず、まるで何事もなかったかのように、通常の勤務を粛々とこなしていたそうです。海外の記者から絶賛されました。これが大和の心です。武士道です。

 日本のサッカーは本当に強くなりましたね。だからこそ、真の勇者の姿を、日本人にしかできない姿を世界に示してほしいものです。お願いだから馬鹿踊りはやらないでね。

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このページは、宝徳 健が2011年1月26日 08:05に書いたブログ記事です。

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