このシリーズは右のカテゴリー「日本の正しい歴史」に格納されています。 東京裁判が成り立たなくなるためGHQ総司令官 ダグラス・マッカーサーが闇に葬った「東條英機宣誓供述書」を解説し、大東亜戦争が侵略戦争などではなかったという、至極当たり前のことを証明しています。
「第三次近衛内閣の総辞職です。この部分はとても長くなっています。七十~七十七までです。今日は七十二を抜粋します。
民主党の財務大臣 野田佳彦氏の「民主の敵 政権交代に大義あり」という本を読みました。私は、ひそかにこの野田氏にとても期待していました。新聞でも、堂々と「日本には戦犯はいない。そう国会で決議されている」と本当のことを述べる方だったからです。民主党には珍しい骨のある保守の方です。
でも、この本を読んでちょっとがっかりしました。政策、政局はあるのですが、国家観がほとんどありません。「私は日本を守りたい 稲田朋美著」や「美しい日本 安倍晋三著」を読んだ時のドキドキ感がありません。つまり、戦術はあっても戦略は無い主張になっています。
松下政経塾というのは、いったいどんな学校なのでしょうか? 「言うだけ番長」の前原、「ロシアっ子」武正、あと長妻もそうなのかなあ?なんか、今、政権にもたくさんいますよね? 松下幸之助氏は、こんな人材を政界に送りたかったのだろうか?
でも、まだ、今の自民党じゃだめだからなあ。今の民主党政治では、恐らく、来年、中小零細企業の倒産が激増するでしょう。日本の経済は、内需90%、外需(つまり輸出入)10%です。その90%が来年ガタガタになる恐れがあります。円高は別にいいのです。国内に資金を吸い上げてそれをどう資源配分するか問うことを政治が考えればいい。でも、それが民主党ではばら撒きになってしまう。つまり、経済学で言うところに乗数効果が働かない無駄な投資になります。
早く民主党政権ではなくなった方がいい。でも、今の自民党では・・・。なぜ、野党のうちに、堂々たる保守政治の主張をしないのだろうか? 今いたずらに政権をとっても、参議院がねじれになるので、また政治が混乱するのが目に見えています。それとも、保守政治家の大合同? 政界再編面白いですね。党首はさしずめ、石原慎太郎?
では、抜粋します。ついに、日本を戦争に追い込んだ、ハルノートの存在が明らかになります。これは、マッカーサーも東京裁判には出せませんね。
七十二
この御前会議の決定に基づいて政府および統帥部はおのおの外交および作戦準備を進めました。作成準備は均等には進みませぬが、大体予定通り進捗しておりましたが、対米交渉の方は仲々進捗しませぬ。九月の下旬に至るもなお停頓の状態でありました。そこで対米交渉の成否の見通しおよび和戦の決定を十月十五日までになさんことを要望して来たのであります。しかるに米国政府は前述のごとくわが国の九月六日の御前会議決定に基づく提案にも、近衛首相の首脳会談の提案にも応じて来ない。その回答として、ハル国務長官は十月二日の口上書を寄せたのでありました。その内容には互譲の精神の片鱗も認められないのです。十月二日口上書を日本政府が受け取ったのは、十月四日でありました。これを受け取った政府はただちに連絡会議を開き、その検討に着手しました。引き続き十月十八日にも会議をしましたが、なかなかその議はまとまらないのでした。
この前後における陸軍統帥部の態度および見解は概ね次のごとくでありました。
(一)以上のごとき互譲の様子なき米国の態度にかんがみ対米交渉妥結の見込みはない。
(二)米国側の主張する四原則を無条件に認むることならびに支那における駐兵条件およびこれの譲歩には不同意。
(三)九月六日の御前会議の決定を変更する意思なし。
当時参謀総長よりの通報によれば海軍軍令部においても全然同意なることを承知しました。
統帥部として恐れたのは、当時の米国の情勢より見て、わが国が米国の遷延策に乗ぜられることでありました。私も大体右統帥部の意見と同様の考えをもっておりました。よって私は十月十日、首相に会見して、大本営の見解の大要を述べて首相の決意の参考としたのであります。
※解説
ハルノートは、日本に対するアメリカの最後通牒です。それはそれは、まったく飲めない内容でした。当時のアメリカ国務長官 ハル が書いたのではありません。モスクワコミンテルンという世界共産主義の総本山、つまり、スターリンのソ連のスパイがアメリカ政府に入り込んでいました。名前を、ハリー・デクスター・ホワイトと言います。彼が、ハルノートの原文を書いて、ルーズベルトに見せました。ルーズベルトは承諾します。
スターリンは、日本と米国が戦争をすれば、大陸に展開している精鋭の日本軍が太平洋に向かい、満州、千島列島、樺太、北海道をソ連のものにするチャンスがあるとふんでいました。日本と戦争をしたがっているルーズベルトをうまく利用したのですね。
その内容たるや、東京裁判の際に、弁護人ベン・ブルース・ブレイクニーは、「もし、ハルノートのようなものを突きつけられたら、ルクセンブルグのような小国も武器を取り、アメリカと戦っただろう」と弁護するほどのものです。
このハルノートを全世界に公表していたらまた違った結果になっただろうと言う人もいます。でも、当時、誰が日本の仲間になってくれるのでしょうか?日本は全世界を相手に戦ったのですから。日本は悲しい国です。だからこそ、みずからの国体を維持していく努力が国民に求められます。
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