このシリーズは右のカテゴリー「和歌」に格納されています。
道元の和歌を紹介します。
尋ね入る 深山(みやま)の奥の 里ぞもと わがすみなれし 都なりける
道元の和歌を紹介します。
尋ね入る 深山(みやま)の奥の 里ぞもと わがすみなれし 都なりける
道元の後援者の知行が越前にありました。ここに永平寺が建てられます。乱れに乱れていた仏教界です。深山幽谷の修養を志していた道元は、京都に未練をとどめることなく、北陸の山奥を目指しました。永平寺が北陸にある所以です。その心が詠まれた歌です。
道元は、仏道を学ぼうとする人間が第一に心にすべきは、自分自身に「我」という実体がるとする誤った考えを捨てることであると説きます。わが身に執着しているかぎり、幾たび生まれ変わっても悟りは開くことができないと。身体そのものは、髪も皮膚もすべてがもともと父母の二滴であり、その身体は呼吸が一息とまったら、たちまち骸(むくろ)となり、ついに土と化してしまいます。そのような身体であるにもかかわらず、なぜわが身に執着しようとするのかと。
孝経にもありますね。
身體髮膚、受之父母、不敢毀傷、孝至始也。(身体髪膚
道元は、仏道を学ぼうとする人間が第一に心にすべきは、自分自身に「我」という実体がるとする誤った考えを捨てることであると説きます。わが身に執着しているかぎり、幾たび生まれ変わっても悟りは開くことができないと。身体そのものは、髪も皮膚もすべてがもともと父母の二滴であり、その身体は呼吸が一息とまったら、たちまち骸(むくろ)となり、ついに土と化してしまいます。そのような身体であるにもかかわらず、なぜわが身に執着しようとするのかと。
孝経にもありますね。
身體髮膚、受之父母、不敢毀傷、孝至始也。(身体髪膚
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