Eの必要性

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 二回目です。
Eの必要性②:組織人
 現代は組織の時代です。組織とはある目標達成のためにさまざまな役割を意図的に関連付けたいわば「役割の束」です。この役割にはそれぞれシナリオ(期待)がついています。組織に属するとは、このシナリオにしたがって生きているということです。したがって、自分の本音を抑制し、与えられたレールを走るということになります。

 でも、「役割の束」全体にひとつの雰囲気が漂っています。シナリオをこなす場合、この雰囲気を壊してはなりません。この雰囲気とを「集団規範」といいます。一つ一つの役割を超えて、集団全体に遍満する共通の行動様式のことです。組織文化と言ってもいいでしょう。社風とか校風とかがその例です。組織の中に生きるとは、どんなにいきがっていても、自分個人の文化を犠牲にして、集団の文化に生きることです。

 役割に本音を縛られ、文化に本音を抑圧され、いつのまにか組織好みの人間になってしまいます。これを組織人といいます。脱サラとは、組織人からの自己解放なのです。

 これが、Eが必要な理由の二番目です。さて、Eとは何でしょうか?

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このページは、宝徳 健が2011年4月20日 07:16に書いたブログ記事です。

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