本日、4月29日は、「昭和の日」です。
昭和天皇の誕生日です。くどいようですが、日本は卓越した3人のリーダーにより国家が救われました。
聖徳太子、明治天皇、昭和天皇です。
今日は、その昭和天皇のお誕生日です。昭和天皇の時代には数度の国難がありました。その大きなものが、関東大震災と敗戦です。
大正12年9月1日に関東大震災は起きました。大正天皇がご病弱でいらっしゃったため、昭和天皇が御歳20歳で摂政宮として政務にあたられていました。地震の規模は今回の東日本大地震よりも小さいものでしたが、東京とその周辺が壊滅して、主としてその後の火災により使者が10万人を超えました。
当時の通信技術や危機管理体制を考えると、国民の茫然自失は現代のわれわれの想像をはるかに超えているでしょう(でもその後の政府の対応は今の菅など及びもつかない迅速なものでした)。
昭和天皇は、3日後の9月4日「摂政宮 御沙汰」を発表されました。「罹災者ノ境遇ニ対シテハ心深ク之ヲ傷ム(中略)其ノ苦痛ノ情ヲ慰メント欲ス」というないようです。その後も2回にわたって詔書を出されています。
今回の今上天皇陛下もそのメッセージがどれほど国民を勇気づけたか、はかりしれないものがあります。朝日新聞は全文を掲載しませんでしたが。
さて敗戦です。敗戦国の君主は、たいていの場合、亡命するか退位するか国民に殺されるかです。昭和天皇はGHQに国内を巡幸して国民を励ましたいと申し出ました。GHQは、腹の中で笑いながら、「きっと、罵られ、石でも投げられるだろう」と思い、許可しました。
するとどうでしょうか。昭和天皇がどこにいかれても。、国民は大歓迎して、すすり泣き、号泣しました。そして、GHQが禁止していた「日の丸」が振られ、「君が代」が歌われました。
GHQはびっくりして、この巡幸をやめさせます。そして、マッカーサーは本国に打電しました。
「天皇を処刑すると、日本に100万の軍隊を100年間駐留させなければならなくなる」と。
昭和天皇の迫力です。君民一体となったこの姿が日本の国体を守りました。
その後、GHQの左翼政策・日本破壊政策により、日本人はすっかりだめになってしまいましたが、でも、今回のような有事には、しっかりとそのDNAを発揮します。2671年かけて培ってきたものは、そう感嘆には崩れません。
日本人は幸せです。生身の人間でありながら、一切の私を捨て去り、国民のために身を投げ出して生きていらっしゃる天皇陛下という存在をいただいています。
世界が日本をうらやみ、そして悔しがるはずですね。この素晴らしさがわかっていないのは日本人だけですが、でも、こういう時には天皇陛下の存在の大きさがわかります。
こんにちは、再びお邪魔します。
そうですね。余り深く考えたことはありませんが、天皇皇后両陛下や皇太子御夫妻の御活躍を伝える報道には、自然と心安らぐ自分に気がつきますね。私は富山のど田舎の出身で、幼い時から皇室を敬う空気なかで育ったせいか、一部のマスコミの様にその存立基盤を疑う様なことをこれまで一度も考えたこともありませんが、阪神の際もそうでしたが、此の度の東北大震災に際して被災者を見舞われるお姿にウルウル涙している自分に気づき、理屈抜きで有難い存在だな、と強く認識した次第です。
過去があって現在があります。過去の難局を天皇陛下を中心に一丸になって乗り切ってきた日本です。今回の難局も、陛下を敬うと言う気持ちを日本人一人一人が共有できる限り、日本はまた一丸となってこれを乗り越えて行けるのでしょう!確かにこの部分が、他国とは根本的に異なりますね。
藤田
藤田さん、コメント感謝します。古代支那の理想とされている尭、舜という王が、「自分の存在すら忘れて民が生活する」ことが帝王学の理想だと言っています。
天皇陛下はまさにその理想を実現されていらっしゃるのではないでしょうか。でも、いざというときには、なくてはならないご存在ですね。
日本の国体です。