このシリーズは右のカテゴリー「古典」に格納されています。
そうだ、菜根譚(さいこんたん)を書こうと思って、本を開いたら、開いたところに書いてあってテーマが「頑張りすぎない」でした。皮肉かい(笑)。まあ、もっとも、私ごときの仕事の仕方や生き方を「頑張っている」ということなどおこがましいのですが。 せっかくですから紹介します。
「憂勤は是れ美徳なり、太(はなは)だ苦しめば則ち以て性に適(かな)ひ情を怡(よろこ)ばしむることなし。澹泊(たんぱく)は是れ高風なり、太だ枯るれば則ち以て人を済(すく)い物を利することなし」
「努力して仕事に励むことは、たしかに美徳である。でも、あんまり頑張りすぎると疲れて楽しくなくなってしまう。逆に、無理せずに悠々としていることは、一見、風格があるように見えるが、そのようなことばかりしていると、世の中のためになるような仕事は成し得ない」
まあ、自分が頑張っていると思い込んでいるときは、まだまだ努力不足なときです。「まだ足りない、まだ足りない」という気持ちになっているときが、本当に力を尽くしているときなのでしょう。だとしたら、まだ私は甘い。
「満足は失望の始まり」
「安心は絶望の始まり」
「がんばらなくていいから、具体的に行動しよう」
(弊社、心構え試験 初級編より)
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