このシリーズは右のカテゴリー「日本の正しい歴史」に格納されています。東京裁判が成り立たなくなるためGHQ総司令官 ダグラス・マッカーサーが闇に葬った「東條英機宣誓供述書」を解説し、大東亜戦争が侵略戦争などではなかったという、至極当たり前のことを証明しています。
「十一月五日の御前会議」の章に入っています。この章の最後の解説です。
これに対応して日本は、十一月六日に寺内寿一陸軍大将を総司令官にして南方の戦闘序列を決定しました。これは、戦争が起きた場合を想定して統帥部が作っただけです。準備行動にすぎません。ほかの官僚たちは、統帥部のとったこの措置を知りません。
この宣誓供述書で、東條英機は海軍の措置は知らないと言っています。今の私たちには信じられないですね。首相がこんなことを言うのです。自分が自衛隊の最高司令官だったことを知らなかった、菅なら、言うかもしれませんが(笑)。
でも、戦前はこうだったのです。国務と軍事作戦の管轄は完全に分かれていて、陸軍と海軍、政府との意思疎通が図られなかったということは、完全に日本の落ち度でした。戦争にはリーダーが必要です。それがバラバラでは敗戦の可能性が高くなります。
シビリアンコントロールとはこういうことを補うための考え方です。ただし、今の日本のシビリアンコントロールの考え方はシビリアンがミリタリーを支配するということになっています。違います、外国との付き合いを、外交で行うか戦争で行うかということを決定するのがシビリアンコントロールです。一度戦争になったら、国際法にはずれないかぎり(さらにその国の戦略にはずれないかぎり)、軍隊は自由に活動していいのです。
今回の震災で、関西方面にいた東電の社長が、東京に帰れないので、自衛隊に頼んで、小牧空港から自衛隊機で東京に向かいました。民主党政権は、自分たちの了解がなかったということで、自衛隊機をユーターンさせました。東電の社長の東京入りは遅れました。間違ったシビリアンコントロールです。その後、民主党政権は、自衛隊と東電の社長を非難しました。
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