マルチ・モチベーション

| コメント(0) | トラックバック(0)
 このシリーズは右のカテゴリー「コンサルティング」に格納されています。
 さて、人が仕事をしていく上で、二つのモチベーションがあります。
 人の働くモチベーションには「内発的―外発的動機づけ体系」と「個人的―集団的動機づけ体系」のふたつがあります。なんか、いきなり難しい言葉ですね。ちょっとだけ我慢してください。

 内発的動機づけというのは、仕事の内容のことです。たとえば、達成、承認、仕事自体、責任、成長という企業の内的な要因が働くモチベーションになる組織はとての強いのです。その会社で働くモチベーションが、これらの「内発的」動機づけに基づく場合、仕事の関心が高く、仕事が目的となり、仕事の内容が充実したものになります。

 逆に、内発的動機づけが低く、外発的動機づけが高い場合には、仕事への関心が低く、仕事は他の目的の手段となります。

 最近、いろいろな会社の社員に「働く目的は?」と聞くと、「お金のため」と答える人がたくさんいます。これが外発的動機づけの最たるものです。経営者・リーダーが「達成」「承認」「仕事の責任」等を十分に感じさせていないとこうなります。もっとも、最近の教育を受けてきた人に、この内発的動機づけを植え付けるのは至難の業ですが(笑)。

 つまり、この「内発的―外発的動機づけ体系」は

仕事志向性の程度

 ということになります。

 では、「個人的―集団的動機づけ体系」は?

 次回書きます。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/2429

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2011年5月15日 08:14に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「美しい帯広」です。

次のブログ記事は「まかり通る」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。