このシリーズは右のカテゴリー「コンサルティング」に格納されています。
今回は、下のBCP策定・運用サイクルの①事業を理解するの中の、「財務状況を分析する」の中の「損害保険です。
【BCP策定・運用サイクル】
①事業を理解する
↓
②BCPの準備、事前対策を検討する
↓
③BCPを策定する
↓
④BCP文化を定着させる
↓
BCPのテスト、維持・更新を行う
↓
①へ
今回は、下のBCP策定・運用サイクルの①事業を理解するの中の、「財務状況を分析する」の中の「損害保険です。
【BCP策定・運用サイクル】
①事業を理解する
↓
②BCPの準備、事前対策を検討する
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③BCPを策定する
↓
④BCP文化を定着させる
↓
BCPのテスト、維持・更新を行う
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自社の損害保険の付保状況を事前にチェックしておきます。災害の種別ごとに損害保険の加入状況を整理します。
【災害の種類】
<自然災害等>
落雷、風・ひょう・雪災、水害、地震
<人災等>
火災、破裂・爆裂、飛来・落下・衝突、水漏れ、破壊、盗難、破損
<その他>
テロ、集団感染
資産の損害への対策としては、基本は火災保険契約で対応することになりますが、火災保険と言っても色々な種類があり、担保内容も異なっているので、よく確認する必要があります。また、事業中断の損害に対しては、利益保険で対応することになります。
どの会社も火災保険には加入しているでしょう。問題は付保している保険契約の内容でどこまでカバーできるかです。
欧米の企業ではほとんどが利益保険に加入していますが、日本の企業は20%程度の加入率だといわれています。利益保険に入っていないということは、万一の災害や事故の場合、キャッシュフローが不足してしまうことが考えられます。
では、次回は、財務面の「事前対策の実施」を解説します。
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