このシリーズは右のカテゴリー「古典」に格納されています。
今日のテーマは「厳しく責めない」です。
「人の悪を改むるは、太(はなは)だ厳なることなかれ、その受くるに堪えんことを思うを要す。人を教うるに善を以てするは、高きに過ぐることなかれ、当(まさ)にそれをして従うべからしむべし」
人を叱る場合は、あまり厳しく責めてはならない。相手が受け入れられる範囲内で叱れ。同様に、人を指導する場合も、目標を高くしすぎるのもよくない。相手のできる範囲を考えて、それに少しプラスするぐらいが理想である。
この「相手の受け入れられる範囲」を見極めるのが、リーダーとしての仕事なのですが、なかなか。すぐに自分の力量をおしつけてしまいます。自分の「都合」を押し付けるのではなく、組織の都合を押し付けるのはいいでしょう。でも、それが相手の「力量」を超えてしまっては相手は動けなくなります。わかってはいるのですが・・・。
目を覚ましてくれる言葉ですね。
ただ、人間は自分の限界ラインを本当の自分の限界のずいぶん手前に引いているので、力量を見極めて力量を引き出してあげるのは良いことですが。
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