このシリーズは右のカテゴリー「古典」に格納されています。
今日のテーマは「心の温かい人」です。
「天地の気は暖なれば則ち生じ、寒なれば則ち殺(さい)す。故に性気の清冷なる者は、受享もまた涼薄なり。唯だ和気熱心の人のみ、その福もまた厚くその沢もまた長し」
気候が暖かいと草や木は生い茂るが、寒いとみんな枯れてしまう。同様に人間も、心が冷たい人は天から受ける幸せも薄くなり、心の温かいやさしい人は、受ける幸せも厚くなり、その恩恵も長く続く。
とっても良い言葉ですね。天は「芽を出せ」「花を咲かせろ」「実をつけろ」とうるさく言いません。暖かい日差しと水分を降り注ぐだけです。時々、怒りますが。支那はこんなに素晴らしい言葉を生みながら、なんであんなに漫画みたいな国になっているのでしょうか? 不思議でなりません。
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