市民運動の実態③

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 さて、菅や仙石は、前回までの時代背景に強く影響を受けた戦後教育の失敗作の代表です。
 彼らの言動には「暴力装置」「独裁」という言葉が飛び出してきます。

 2010年(平成22年)3月16日、参議院内閣委員会で、政治的指導力に関する自民党の古川議員の質問に、当時、鳩山内閣の財務省だった菅は、あまりにも途中で政権が代わりすぎるのはよくない、よほどのことがなければ4年間任せるべきだとし、「議会制民主主義というのは、期限を区切った、あるレベルの独裁を認めることだ」と述べました。どうです、みなさん? みなさんは、こういう人間がいる政党を政権につけたのです。

 菅内閣で官房長官となった仙石は、ホームページ上で、自らを「地球市民」と名乗りました。つまり、国家はいらないという共産主義の発想です。

 この地球市民という言葉が流行したのは、東欧の社会主義体制が崩壊する1980年代後半からです。多様な市民社会を創り出してグローバルな市民の連帯を希望することで、共産主義・社会主義者は、ソ連が崩壊する中で、自らの考え方の読み替えをまた行ったのです。自分たちのみを守るために、耳に心地よい言葉で巧みに・・・。これが左翼のいやらしいすごさです。

 社会主義に勝ったと思い込んでいた資本主義社会、特に日本は、安心してしまい、この読み替えをしたコミュニストたちの社会への浸透を許してしまいました。その極め付けが、民主党政権の誕生です。私は、民主党が政権をとった次の日にこのブログで「国民はここまで愚かか」と述べました。大きな歴史のうねり、日本が何から身を守ろうとしていたかを知っていれば、民主党に投票しないなど、当たり前のことです。 国民の愚かさに卒倒してしまいそうになりました。

 では、次回はこの市民運動の実態の最終回を書きます。

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このページは、宝徳 健が2011年7月15日 05:07に書いたブログ記事です。

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