このシリーズは右のカテゴリー「日本の正しい歴史」に格納されています。東京裁判が成り立たなくなるためGHQ総司令官 ダグラス・マッカーサーが闇に葬った「東條英機宣誓供述書」を解説し、大東亜戦争が侵略戦争などではなかったという、至極当たり前のことを証明しています。
この宣誓供述書も、番号で言えば114のところの解説に入ります。長いシリーズになりましたね。昭和十六年(1941年)十二月一日の御前会議を控えた、前の日、十一月三十日の午後、東條英機に昭和天皇から呼び出しがかかりました。
陛下がおっしゃるには、「高松宮(殿下)からの話で、海軍はこの戦争は避けたい」とのことだが、総理の考え方はどうだ」とのことでした。高松宮殿下は陛下の弟君です。当時海軍に所属されていたので、海軍の情報が入手できるお立場にありました。
東條英機は、「戦争を避けたい気持ちはみな同じで、政府も統帥部も例外ではありません。しかしこのままでは、自存自衛が成り立たなくなります」と陛下に申し上げています。さらに「海軍の作戦が基礎をなすので、少しでも心配がおありでしたら、軍令部総長、海軍大臣にお確かめ願います」と答えています。
当時の憲法では、海軍のことになると、総理の東條英機でも答えることができませんでした。
その後、木戸内大臣を通じて、軍令部総長、海軍大臣も戦争には相当確信があって、翌日の御前会議では予定通りと伝えられました。海軍としても選択肢がないので、こう答えるしかなかったのです。ハル・ノートをつきつけられ、ここまできて、陛下に「心配だ」とは言えませんでした。
つづく
コメントする