このシリーズは右のカテゴリー「和歌」に格納されています。
知れば知るほど、私の心の恋人になりつつある小野小町について、今日も語ります。
知れば知るほど、私の心の恋人になりつつある小野小町について、今日も語ります。
昨日紹介した、丹後半島 大宮町の五十河には、小野小町伝承があります。
ある時、小野小町は、都から天橋立をめざして旅に出ました。とちゅう福知山で、上田甚兵衛という者に出会って、旅の道連れとなり、ただ者でないことを問われて身分を明かし、旅の疲れを癒すために、三重郷五十日村(いかがむら)に行くことになりました。
小町は五十日村で火事が多いことを聞きます。それを知った小町はひとつのアドバイスをします。
「五十日の日の字は火に通じます。私は都から五十の河を越えてきたので、五十日村を五十河村という地名に改めては?」
村の名前は改められました。するとどうでしょうか、火事は鎮まり、村の女性は安産ができるようになりました。だからこの地の名前が五十河といいます。
さて、次回は、
九重の 花の都に 住みはせで はかなや我は 三重にかくるる
という歌を紹介します。どんな意味なのでしょうか。
では、拙首です。
ひのもとの ことをいまだに 知らざりき このよき魂 もっと学ばじ
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