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年金はややこしいですね~。先日、ある会社である方の年金額を調べていて、どうしてわからなかったので、年金事務所に聞きました。すると、特例というのがあるそうではないですか。いやはやわからん。でも、その事実を知ってからいろいろ調べると、なるほどな~という感じです。やはりアウトプット→インプット勉強が大切です。
では、今日は、その特例の話を。
「義経様は、もうそろそろ、60歳になられるわ。年金のことを調べないと。」
静は、考えた。静かは義経の妻。みんなからは静御前と呼ばれている。
「えっと。男性で昭和16年月2日~昭和36年4月1日生まれの人に該当するからっと。女性はその5年後ね。えっ?えっ?特例がある??? どんな人に? ①障害等級3級以上 これだめだわ。②船員または坑内員であった人。これもだめだわ。③厚生年金に44年以上加入している人・・・。」
静は、義経の年金特急便を調べます。確か、兄の頼朝の命令で、いきたい大学には行かせてもらえず、中学を出たらすぐに、頼朝の会社で働いたので、かなり長く厚生年金には入っているはずです。
「あ~44年だ~。やった~。それで、特例の内容は・・・っと」
「何々?今の年金は、60歳から65歳に徐々に引き揚げられているけれど、一気にまとめて引き上げられるのではなく、65歳からの国民年金に該当する64歳未満の1階部分の厚生年金の定額部分が徐々になくなる・・・。それは知っているわ。それから、2階部分の収入によって額が変動する厚生年金をなくしついには、65歳前の年金が消滅するっと。知ってるわよそんなこと。早く核心に触れてよ。何よこの本。」
静はいらいらします。
調べてる 私の身にも なってよね 何よこの本 早く触れてよ
でも、前述した3つの条件のどれかに当てはまる人は、現段階では、60歳になるともらえる厚生年金の報酬比例部分に、原則65歳にならないともらえない、定額部分が支給されます。障害者の方々は当然です。サラリーマンでも長く入ってありがとうということなのです。
また、「年金がようわからん①」で説明した、加給年金も条件次第で特別加算されることになります。
「ま~あ、義経様は、たくさん働いたから、人よりも多くもらえるのね?私の加給年金も私が65歳になるまでもらえるわ。うれしい~。貯金もコツコツしてきたし、大丈夫ね。定年になったら、今まで忙しかった分、二人で旅行でもしよっと。だって、私たちまだまだラブラブだもの」
吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき
「いけないけない。これは鎌倉幕府が開かれる前に、義経様と吉野山で別れるときに詠ったものだわ。これじゃあ、私たちの本当の年がばれてしまうわ。そうだ、鎌倉で、頼朝義兄さんに捕まったときに、皮肉で詠った恋の歌があったわ。」
しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな
「って、昔を振り返る歌じゃないけど、これからも一生ラブラブでいたいわ。」
しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔も今も 変わらぬ二人
「うんうん。これいいわ」
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