中小企業白書解説

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 2011年版中小企業白書の解説です。

 第1部第1章第1節のエコカー補助金の記述を解説しています。

 エコカー補助金は、一定の環境性能を有する車に、乗用車で最大25万円の補助金を交付する制度として2009年4月10日以降に新規登録を行った車に対して補助されました。2101年9月7日の申請受付で終了しました。

 新車販売は、2009年4月から持ち直し、2009年9月には前年同月比で増加に転じました。終了直前の2010年8月には、前年同月比で大幅に増加に転じましたが、当然ながら、終了した9月には減少しています。

 この駆け込み需要の反動の夜減少は2010年後半に底を打っています。しかし、2011年3月の東日本大震災で大幅に減少しました。

【私見】

 この白書の記事をご覧になっても分かるように、日本は民間の金が余っているので、景気対策を打つと、お金が民間からうじゃうじゃ出てきます。

 私は、消費税による財政再建論者ですが、今のこのデフレギャップ時に消費税を上げては絶対にだめです。民間の金を吸い上げ、投資をし、デフレギャップを解消した上で、増税をする。

 金を吸い上げたあとの投資についても、企業に対して国内投資減税をびっくりするほど行います。法人税減税を今の段階でやってはだめです。投資が起きない国内、とんでもない円高のときに法人税減税をやると、企業は、減税によって得られた利益を海外進出にあててしまいます。

 韓国国内経済にほとんど貢献していないサムスンと同じ構図ですね。ちなみにサムスンの株主の半分はアングロサクソンです。アングロサクソンは、農地は黒人に耕させ、工業製品はアジアに作らせて、自分たちは金融で上前をはねることをしてきました。その経済構図がリーマンショックで吹き飛んだわけです。韓国は自国経済破綻のときに、IMFがはいりました。

 アングロサクソンIMFの策略で、国家経済は立ち直るけれど、企業数を極端に減らされて、その企業にもアングロサクソンの資本が入って、企業は立ち上がるけど、儲かった金はほとんどアングロサクソンに吸い上げられる形態を作らされてしまいました。結果、サムスンがいくら儲かっても、韓国国民は、その利益を享受することができません。

 韓国の法人税が安いなんてうらやましがっても仕方がありません。国家の安全保障のひとつです。今の段階では、投資減税がもっとも効果的です。

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このページは、宝徳 健が2011年9月15日 05:40に書いたブログ記事です。

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