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今回から、株式会社ディメール(食品加工業)と はまなす農業協同組合の事例を紹介していきます。
青森県八戸市の食品加工業者・ディメールが開発した「冷凍押し寿司」というものがあります。これで解凍した押し寿司は、作りたての寿司と全然変わらないそうです。食べた人がみんな「これが冷凍なのか!」と思います。海外輸出も可能です。
八戸港は、イカやサバなどが水揚げされる日本有数の漁港です。ディメールの親会社で水産加工を手がけるダイマルは2002年、八戸駅に東北新幹線が開通するのを機に、県から「土産になる商品を製作できないか」と依頼を受けました。「夏に訪れる観光客にもおいしい魚を提供したい」という漁協組合の意向もあり、脂が乗っていて後味も良いとされる、八戸のサバや、高級品として知られる、大間産マグロを使った冷凍押し寿司を開発しました。
でも、冷凍すると米の一部がボロボロとした状態になるという問題を抱えていました。高付加価値商品を開発するために、翌年に設立したディメールでは、解決策を探し、さまざまな米で冷凍押し寿司を試作しました。 さて、どうなるでしょうか? つづく
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