このシリーズは右のカテゴリー「コンサルティング」と「暮らしの豆知識」に格納されています。
何人かの人から、このシリーズについて「話は面白いけど、内容がようわからん」と言われました(涙)。
私もです・・・。何か年金問題であったときに、このシリーズをお読みいただければと思います。
今日は、少し基礎的なことをやりますね。でも、こんなことも知らないですよね。
「小町さん、お久しぶり」
「あら、式部さん。ほんとにお久しぶりね」
「そうね。ねえ、お時間ある? よかったらお茶でもしない?」
「いいわよ。どこに行く?」
「そうね、溝旗公園の横にあるシェドームはどう?」
「ああ、あの、女のかっこうした男の声を出す男性のマスターの店ね」
「そうそう、でもあそこのケーキとコーヒーは最高よね」
小野小町さんと紫式部さんは、岐阜に住んでいます。でも、二人が会うのは久しぶり。おいしいケーキの店に入りました。
「ねえ、小町さん、あなたのご主人はもう65歳をすぎているわよね」
「ええ、そうよ。でも何?突然」
「ああ、ごめんなさい。年金のことを聞きたくて。年金っていつから支給されるの? いくら支給されるの? それが、どうやったらわかるの? 私の主人、藤原宣孝は、来年の1月に60歳なの」
「(笑)一度に言わないでよ。あのね、60歳から特別支給の老齢基礎年金の受給権が発生する人には、60歳の誕生日の3ヶ月前に、「年金を請求されるみなさまへ」というパンフレットと、基礎年金番号・氏名・生年月日・住所・性別と年金記録があらかじめ印字された「裁定請求書」が本人宛に送られてくるの。ああ、この前整理していたのを丁度持っているわ。こんなのよ」
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「なるほど」
「この時点で、年金番号が統一いなくて、裁定請求書に印字されていない記録がある人は、裁定請
求書を提出する前に一度社会保険事務所へ足を運んで、年金記録の確認と統合作業を済ませてお
くことをおすすめするわ」
「3ヶ月前ね。あっ、小町さん、ケーキ一杯食べて。今日は私のおごりよ」
「うん、いただくわ。マスター、コーヒーとミルフィーユとアップルパイね」
「私は、コーヒーとそのイチジクのやつをください」
「それから、65歳から老齢基礎年金、老齢厚生年金の受給権が発生する人に対しては、60歳に到達
する3か月前にこのような「老齢年金のお知らせ」という葉書が社会保険業務センターから届くの。
そして65歳に到達する3か月前に年金加入記録等が印字された「裁定請求書(事前送付用)」が本人
あてに送付されるのよ。」 |
「なるほどね。では、誕生日の3ヶ月前がポイントで、これらが来たら、内容を翌確認することが大切なのね」
「そうそう。だからそんなにナーバスになる必要はないわ。ところで式部さん、聞いた? 光源氏さん、また新しい彼女が出来たんだって。」
「そうなの? まあ、前は二人で彼を争ったけど、今はどうでもいいわね。でも、彼はいつもお盛んね」
「えっ? もう付き合ってないの?」
「そうよ」
「(なら、私はもう一度アタックしよっと)。じゃあ、ここ本当にご馳走になっていいの?」
「もちろんよ。いろいろ教えてもらったんだから。マスターお勘定お願いします」
「はーい(男の声で)」
年金の ことがわかって 一安心 今日帰ったら 主人に教える:紫式部
式部さんと 光源氏は 別れたと 良いこと知った 明日から楽しみ:小野小町
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