このシリーズは右のカテゴリー「和歌」に格納されています。
源氏物語で、帝が桐壷に、死ぬ時も二人は一緒だよと言います。
源氏物語で、帝が桐壷に、死ぬ時も二人は一緒だよと言います。
すると桐壷が
限りとて 別るる道の 悲しきに いかまほしきは 命なりけり
と詠みます。 「死がそれほど私に迫っていなければそのお言葉もとてもうれしいのですが」という意味です。
帝の寵愛を一身に受ける桐壷は、宮廷内で、いじめに遭い、体を壊してしまいます。
光源氏を生んだ桐壷は、その後、自分の家に帰り、命を落としてしまいます。
たった31文字で、ほんとうにきれいな心を詠む和歌。日本人ってすごいですね。
では、拙首です。
しきしまの 大和の心を あらわすは 歌の心と 人の心と
コメントする