TPPの愚(11月7日の日誌)

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 国家の経済数値をきちんと知っていれば、政治家やメディアやエセ学者がTPPについて語っていることがどれだか愚かかがすぐにわかります。

 前回のお約束通り、東大教授 伊藤元重さんの言葉(前回紹介)がいかに間違っているかを証明しましょう。
 もう一度紹介しておきます。
「中国、インド、ASEANが成長し、20年後には日本を上回る経済規模になる。これらに取り巻かれた日本の輸出入は、今よりはるかに大きくなる。ドイツのように貿易依存度7割の国になる。そのとき自由化の度合いが足りないと、致命的なので、今から開放する必要がある」

 つまり、日本の輸出依存度が韓国並みになるという説です。貿易依存度が7割いうことは、半分が輸出としてもGDPの35%が輸出となります。今のGDPで200兆円弱! ありえな~い。

 ちなみに、韓国は輸出に頼らなければ成り立っていかない経済になっています。統合された財閥が、輸出をして儲ける。その財閥の株主の半分以上はアングロサクソンですから、配当は白人に回ります。輸出を優先するためにウォンを安く誘導しなくてはらなないので、輸入物資の値段が上がりますから、国内物価は上昇する。また、財閥が統合されたので、寡占状態になって、財閥企業は国内の物の価格を高くします。つまり、韓国国民は、なんの恩恵も受けないこととなります。

 さて、話を伊藤さんに戻します。200兆円の輸出を受け入れられる外国はありません。支那やインドに輸出しろと言われますが、どう考えて無理です。新興国は輸出で経済成長します。輸入を受け入れることができません。
 
 また、アメリカの輸入額は120兆円です。200兆円円の輸出を実現するためには、アメリカが2つ必要です。

 さらに、経済は成長します(しなければ日本は破たんする)。だいたい普通で20年でGDPは倍になります。つまり、1000兆円。7割で、700兆円。その半分が輸出として350兆円。支那やインドが350兆円を受け入れるために、アメリカが3つあるくらい以上の経済成長を果たしているのでしょうか?

 ねっ、東大教授なんてこんなものです。数字を全然見ていない。実証系でない経済学者に語らせてはいけません。

 もし100歩譲ってTPPに参加するとしたら、まずは、日本の経済規模をGDP1000兆円にする戦略をとり、内需を拡大し、インフレギャップにしていきます(売るものが足りない状態)。その中で、外国から製品を輸入することが、世界平和への貢献ですし、世界経済を日本がリードすることにもなります。

 東大教授 伊藤元重さん発言がいかに愚かがおわかりいただけたと思います。まだ、つづきます。

【11月7日の食事】
朝ごはん:カロリーメイトと野菜ジュース
昼ごはん:コンビニ弁当
夜ごはん:大阪中小企業診断士会の委員のみなさんと居酒屋

【ルーティン】

①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神棚拝礼):○7/7
②私は毎朝、3つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞):○4/7
③私は毎朝、新しい暗唱を少しずつします(今は、大学と終戦の詔書を完璧に覚える):×1/7
④私は毎朝、定期クライアント先にメールします:○6/7
⑤私は毎日、手紙を1通以上書きます:○5/7
⑥私は毎日、本を5分以上読みます:○7/7
⑦私は毎日、ブログを2個以上書きます:○7/7
⑧私は毎日、仕事の書き出しをチェックします:○7/7
⑨私は毎日、予定の確認と手帳の消しこみをします:○7/7
⑩私は毎晩、三省します:○7/7
(59/70 84.3%)

【毎月やること】
 手紙 150通以上 20
 読書 10冊以上 3冊
 新規提案 20個以上 0
 新ビジネスモデルづくり20個以上 0
 士魂商才:11月号
 ※一日出かける日は、を1つ、半日出かける日は、2つ、一日事務所にいる日は3つ以上の未決懸案事項をやります。:昨日は一日出かけた日なので、朝早く起きて1つやりました。

【毎週やること】
 週計画・週検証(毎週土曜日近辺にやります)
11月5日:○

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このページは、宝徳 健が2011年11月 8日 07:52に書いたブログ記事です。

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