ＴＰＰの愚　その24（11月30日の日誌）

　実際に、カナダとメキシコが、アメリカにやられました。

　カナダとメキシコは、アメリカとＦＴＡを結びました。そのときＩＳＤ条項が盛り込まれました。カナダは、ガソリンに神経を冒す成分の混合を禁止していました。これは、アメリカでも禁止されています。なのに、アメリカの石油会社がこれを不服として提訴し、カナダ政府は一千万ドルの賠償金を支払いました。

　メキシコは、進出してきたアメリカ企業が土地を汚染する物質を埋め立てたと知って、撤退を要求しました。そうしたら、逆に訴えられて、一千六百万ドルをむしりとられました。

　これがアメリカです。近代・現代世界史において、世界の混乱は、ほとんどアメリカが起こしています。世界で日本のことが一番嫌いな国は、アメリカです。でも、そのアメリカが世界で一番力を持っているから、日本は日米同盟を組まざるを得ない。

　条約は国内法よりも優先します。ＩＳＤ条項は日本の様々な規制の上位に立ちます。治外法権だということがわかりますね。不勉強なマスコミは、「農業」「農業」と言っていますが、そんな生易しいものではありません。金融・医療・保険・建設・商法・司法など全般がこういう治外法権になってしまいます。


　参議院予算委員会で、ＩＳＤ条項の質問を受けた野田は、「ＩＳＤ条項についてお尋ねのことと思いますが、私はよく承知しておりませんので・・・」と答えました。

　おいおい、・・・・・・。　あんたどこの国の首相やねん。　あんた、国をつぶすために首相やっとんのかい。

　一番悪いのは国民です。ちゃんと事実を自分で勉強もしないで「議論に参加するのはいいのではないか」「ルールづくりに日本も参加しないと遅れるではないか」「開国が必要だ」と・・・。経団連もそうです。お馬鹿の国賊ぞろいです。

　野田はさらに、参院予算委員会で「国内法で対応できるように交渉していく」発言しました。それに対し「条約は国内法より上位にあるんですよ。どうするんですか」と聞かれて、答えることができませんでした。

　政治家や官僚やマスコミが作り出す、ワンフレーズのキャッチフレーズや都合のよい場所に誘導する環境にだまされないようにしましょう。国民は、ちゃんともっと事実を学びましょう。

【11月29日の食事】
朝ごはん：おにぎり弁当
昼ごはん：軽い支那料理のランチ
夜ごはん：和食

【ルーティン】　

①私は毎朝、朝のおつとめをします（皇居遥拝、宗像大社遥拝、神棚拝礼）：○26/30
②私は毎朝、3つの唱和をします（般若心経、教育勅語、大祓詞）：○20/30
③私は毎朝、新しい暗唱を少しずつします（今は、大学と終戦の詔書を完璧に覚える)：○8/30
④私は毎朝、定期クライアント先にメールします：×21/30
⑤私は毎日、手紙を1通以上書きます：○20/30
⑥私は毎日、本を5分以上読みます：○30/30
⑦私は毎日、ブログを2個以上書きます：○30/30
⑧私は毎日、仕事の書き出しをチェックします：○30/30
⑨私は毎日、予定の確認と手帳の消しこみをします：○30/30
⑩私は毎晩、三省します：○30/30
⑪私は毎日、和歌を一首以上詠みます：○30/30
⑫私は毎朝、仕事の夢を声を出して読みます：○30/30
（286/340　84.1％）　ふ～、目安の84％を超えた～

【毎月やること】
　手紙　150通以上　134
　読書　10冊以上　10冊
　新規提案　20個以上　7
　新ビジネスモデルづくり20個以上　6
　士魂商才：11月号：○
　※一日出かける日は、を１つ、半日出かける日は、2つ、一日事務所にいる日は3つ以上の未決懸案事項をやります。：3個です。

【毎週やること】
　週計画・週検証（毎週土曜日近辺にやります）
11月5日：○、11月11日：○　11月21日：○　11月25日：○

【期日目標をふたつ】
年内に、「活学講座　安岡正篤著　致知出版社」を10回読みます。
年内に、「誰にでも仕える民事信託」を10回読みます。