支那紀行 その39

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 王府井(ワンフーチン)という北京の繁華街があります。
 今は、どうなっているか知りませんが、とにかく、人・人・人。道路は自転車・自転車・自転車でした。「人に飽きる」という感覚をこのとき初めて知りました。物がありませんので、たいした買い物もできません。史跡はたくさんあるのですが、そのほかは何にもありません。北京には結構滞在しました。

 「上海に行こうか」

 ということになりました。一度でいいから、電車に乗ってみようということになり、駅に切符を買いに行きました。私たち外国人は、軟室(ソフトシート)という1等車にしか乗れませんが、そこをあえて、硬室という2等車に乗ってみようということで、駅に切符を買いに行きました。軟室ならすぐに変えますが、硬室の切符を買うのに、なんと、2時間並ばなければならないのです。それも昼休みに入ろうものなら、その時間だけ待つ時間がプラスされます。それでも人民はみんな並んでいます。

 やっと、私たちの番が来ました。「外国人は硬室には乗れない。向こうに行け」といわれました。「その理由を説明しろ」と応じます。すったもんだで30分。ようやく切符を2枚買うことができました。明日は上海行きの電車に乗ります。北京―上海 20時間の旅です。支那の列車は面白かった。

(北京のホテルにて)
hoteltakeshi.jpg

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このページは、宝徳 健が2011年12月29日 02:28に書いたブログ記事です。

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