不安との付き合い方

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 久しぶりの心理学シリーズです。でも、日本の本来の教育があれば、こういうものは不必要なのです。子供のころからきちんと古典を読ませて、人間の生き方を創る。これが戦前に日本の教育でした。これができていれば、心理学など日本には不要です。

 こんな素晴らしい文明、戦後、歴史の浅いアングロサクソンが無茶苦茶にしました。人間が弱くなっているので、何か事件があると、すぐに「心のケアが必要」となります。メディア煽動で。江戸時代以前の日本の災害の時に、誰が心のケアをしたのでしょう?受けたのでしょう? 明治維新の混乱期に、戦後の混乱期に、関東大震災の時に、心のケアなんてなくても、日本人は立派に立ち直りました。

 ベトナム戦争の後、戦闘に参加したアメリカ兵には、精神をおかしくしてしまった人がたくさん出たそうです。日清・日露のとき、日本にはそんな人間はいませんでした。

 でも、まあ、私たちは不埒な日教組による戦後の過った教育を受けてきた人間です。心が弱いので、心理学の知識はあっても損はありません。
 では「不安」について、一緒に学んでいきましょう。

 みなさんに質問します。

①自分が不安を感じなければならない理由は何ですか?
②不安はいつ始めりますか?

 まず一つ目の質問。「不安がやる気を起こさせる」「不安になっていれば、思いがけない目に遭わずにすむ」といったのもですか? 人によっていろいろあるでしょう。「これだ!」という答えがないのが心理学です。

 次の質問。「何か悪いことが起きた時」と答える人より「何か悪いことが起きそうなとき」と答える人の方がおおいのではないでしょうか? それと「本当は起こってほしくないことを心配する人」は、「いつも」不安を抱えています。なぜなら、絶対に起こってほしくないことは、いくらでも「想像」できるからです。

 いつも不安に感じている人は、三つ目の理由が多いのです。「もし~したら」から始まり、細かい部分まで話を膨らませ、できるだけ恐ろしい結末を頭の中で準備する。自分の記憶力などはあてにしません。そして、心の中でつぶやきます。

自分にはそのことを心配する責任があるんだ

と。不安が出てくる原因のまず第一番目です。次に考えることは、「それが自分にどうかかわってくるか」です。つづく。

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このページは、宝徳 健が2012年1月 2日 04:51に書いたブログ記事です。

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