和歌

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 正岡子規の「歌よみに与ふる書」を、自分なりに現代語に訳して紹介しています。
「加茂真淵は、和歌については、近世の中でも優れた人である。万葉集を崇拝しているところなど、当時にありては、これ偉業である。しかし、自分の眼から見れば、まだまだ万葉を褒めたらない気がする。真淵は、万葉集にもいいところと悪いところがあるということを、とても気を使って、何度も何度も繰り返し述べている。これは、世の中はが万葉集はだめだという風潮があって、そういう攻撃を恐れたからだろう。真淵自身もそう思っていたふしもある。しかし、世の中の人や真淵がだめだといった万葉の歌には、自分が最も好む歌もある。しかし、一方で、他の人の歌も、真淵の歌にも、自分がよいと思えるものはひとつもない。真淵の歌集をみて、真淵はなんと万葉集のわからない人妥当かと呆れてしまった。とは言っても、まったく真淵をけなすということではない」

 賀茂真淵もけちょんけちょんですね。

 では、拙首です。1月2日は、陛下の一般参賀や、感動のスポーツがたくさんあって、素敵な一日ですね。

わが君の 臣民思ふ そのお姿 無私とはいえど 御身大切に

人からは いかに遅れど そのたすき つなぐ姿に 一人涙す

早く来い 無事に終われと 観客が ひとりも帰らず 声援送る

 陛下の一般参賀のお姿を拝見さえていただきました(テレビで)。国民を気遣うそのお姿・・・。御身のお体を大切にしてください。私たち国民は陛下の大きな愛の中で、大丈夫ですから。

 箱根駅伝は、毎年感動で泣いてしまいますね。東洋大学 柏原竜二のあの快走、早稲田 山本修平のあの根性。そして、体調が悪いのにスタートした東京農業大学の津田。途中で何度も監督が、「もういい、死んでしまうから辞めろ」と言っても、頑として聞きません。仲間とのたすきとは、それほど大きな意味を持ちます。沿道の観客の「津田、がんばれ!」という声援。1位の東洋大学がゴールして40分もたっているのに、誰ひとり帰ろうとしないゴール付近の観客。みんな、津田のゴールを信じて、津田に声援を送るために待っていました。中継が途切れて、テレビで観ることができず、夜のニュースで、ちゃんとゴールした姿を観て、もう、涙が止まりませんでした。 日本人はすごい。この競技は、他国ではできないでしょう。

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このページは、宝徳 健が2012年1月 3日 06:50に書いたブログ記事です。

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