このシリーズは右のカテゴリー「和歌」に格納されています。
正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳にしながら見ていっています。明治時代に正岡子規がいなければ、和歌は廃れていたかもしれませんね。つづきです。
正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳にしながら見ていっています。明治時代に正岡子規がいなければ、和歌は廃れていたかもしれませんね。つづきです。
「長歌のみはやや短歌と異なっている。古今集の長歌などは箸にも棒にもかからないが、長歌などは、昔から今に至るまで、あまりはやらなかったのが幸いしている。だから、後世にても、長歌を詠む者は、万葉集を手本にするから、なかなかのレベルのものがある。今でも、長歌を詠む者は、短歌を詠む者に比べて、なかなか手際がよい。しかし、何人かの人間は、その人たちの長歌が万葉の域を出ないことを笑っている。でも、そんなナンセンスなことを長歌について言う必要がない。まあ、長歌は、古今集以降新しいものがないといっていい。いろいろ述べたが、これ以上は後世に譲ろう」
って、ここで締めていますが、なんとこれが続くのです。つづく。
では、拙首です。
よこしまな 考えがふと よぎるのは 学びしことが 習ひにいたらず
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