和歌

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 正岡子規の「歌よみに与ふる書」の第二章 「再び歌よみに与ふる書」のつづきです。現代語訳しています。

 それにしても、古今和歌集がけちょんけちょんに言われていますね。
「紀貫之も同じことである。歌らしい歌は一首もない。かってある人にそう言ったところ、その人が「川風寒み千鳥鳴くなり」の歌はいかがだろうかと言ったので閉口した。この歌ばかりは趣味のある面白い歌である。しかしそのほかにはこれ位のものは一首もない。「空に知られぬ雪」とは駄洒落である。「人はいさ心も知らず」とは浅はか言いざまである。ただし、貫之ははじめてこのようなことを言っていて昔からの人の糟粕ではない。詩であって、古今集時代は、宋時代に合わせようとしている。しかし、俗気がプンプンして、とても唐時代の詩とは比べようもない。さりとてそれを宋の特色としてみれば全体の上より変化あるも面白く、宋はそれだけにおいてはよいのかもしれない。それを崇め奉って、人の短所をまねるような寛政以降の人間には笑ってしまう」つづく

 では、拙首です。

昨日と 今日と明日は つながるが 移り変わるは 人の心か

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このページは、宝徳 健が2012年1月 8日 09:43に書いたブログ記事です。

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