このシリーズは右のカテゴリー「和歌」に格納されています。
正岡子規の「歌よみに与ふる書」の「三たび歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。
正岡子規の「歌よみに与ふる書」の「三たび歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。
「俳句には調がなく和歌には調がある。だから、和歌は俳句に勝るとある人が言った。これはあながちその人一人の理屈ではなく、歌よみ仲間には、こういうことを話す人が多い。歌よみどもはいたく調ということを誤解している。調にはなだらかなる調もあり、迫りたる調もある。平和なのどかな歌にはなだらかな調を用いなければならない。悲哀とか慷慨とかの情に迫るとき、または天然にても人事にても、景勝の活動甚だしく変化するときは、これを歌うには、迫りたる短き調を用いなければならない。でも、歌よみは、調はすべてなだらかなるものとのみ考えている。このようなあや有をするのも、今までの和歌がなだらかなく調子のみを採用してきたからである。俳句も漢詩も学ばずに、歌集ばかりみる歌よみは、こういうことがわからないもも無理はない」
これいいですね~。すごく勉強になります。俳句も漢詩も学びます。
では、拙首です。
天命を 得んとしながら もがいても 元の素養が 足りない己は
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