和歌

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 正岡子規の「歌よみに与ふる書」」の第三章「三たび歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。
「なだらかなる調が和歌の長所ならば、迫りたる調が廃棄の長所であることはきまりきったこととなる。しかし、迫りたる調、強き調などという調の味はいわゆる歌よみには到底わからないことである・真淵は、雄々しき強い歌を好んだけれど、その歌を見ると存外に雄々しく強いものは少なく、実朝の歌の雄々しさ強さは、真淵には一首もみあたらない。「飛ぶ鷲の翼もたわに」の歌などに言えるのは、真淵にしてみれば数少ない強い歌であるが、意味ばかり強くて、調子は弱く感じられる。実朝をしてこの趣旨の歌を詠ませれば、こんな調子には絶対に詠まない。「もののふの矢なみつくろふ」の実朝の歌の如き、鷲を吹き飛ばすほどの荒々しき趣向になり、調子の強さで言えば並ぶものはなく、この歌を昌和すれば、あられの音を聞くような心地がする。真淵などは読むまでもない。このような歌よみに、蕪村派の俳句集か唐が隆盛の頃の、詩集を読ませたくなるけれど、おごりきった歌よみどもは、歌以外のことを勉強することをせず、それは言うだけ野暮である」

 楽しい書ですね。

 では、拙首です。

まだできる 一日一秒 無駄にせず 己を見つめ さぼらなければ

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このページは、宝徳 健が2012年1月18日 01:52に書いたブログ記事です。

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