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正岡子規の「歌よみに与ふる書」」の第三章「三たび歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。この章の最終回です。
正岡子規の「歌よみに与ふる書」」の第三章「三たび歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。この章の最終回です。
「御承知のように、私は歌よみにしては、部外者である素人である。したがって、詳しい歌の学問はしておらず、格がどうのとか、文法がどうのとかは全く承知していない。しかし、大体のことは自らの信じるところであり、この点ついて、かえって専門の歌よみの不注意を指摘できることにある。このように悪口を言えば、野次馬のようにみる人もあるけれど、私の言葉が野次馬かどうかは、みなさんが御判断ください。異論がある人があれば、誰でもいつでも、訪ねてきてほしい。三日三晩でも議論しようではないですか。熱心な点においては、決して普通の歌よみなどには負けません。失礼な表現もあったかもしれませんが、ご了承ください」
では、拙首です。
苦しくとも 笑顔忘れず うれしくとも にがみ忘れず ほどよく生きる
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