不安との付き合い方

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 不安がどこから来るか、という原因の二つ目不安には一理ある」を一緒に学習しています。前回の続きです。
【不安があるということは、責任感があるということだ】
 自分には、あらゆる悪い結果を想定し、それが起こらないよう防御策を考える責任があると思っている人がいます。そういう人はこう考えます「このホクロ、癌じゃないかしら? きっとそうだ。出来る限りのことをして真相を確かめなければ、無責任で怠慢な人っていうことになってしまう」と。

 不安になるのは、慎重で責任感が強く、まじめな証拠だと思うからこそ、人は心配します。例えば、ある女性の場合、三十二歳になる息子のことが心配の種でした。息子はまだ独身ですが、愛する女性と一緒に暮らしています。いい会社に就職し、有名な大学でMBA(経営学修士号)も取りました、ところが、この女性(母親)は、息子は誰とも結婚しないのではないか、仕事で成功しないかもしれない、体を酷使していないかと、いつも心配しています。母親のこの不安は息子をいらだたせます。でも、この母親は、息子のことを心配するのは自分が息子を大切にする良い母親だからだと思っています。

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このページは、宝徳 健が2012年1月28日 07:46に書いたブログ記事です。

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