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正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。「五(いつ)たび歌よみに与ふる書」の続きです。
正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。「五(いつ)たび歌よみに与ふる書」の続きです。
「「梅雨の落ちる音」とか「梅の月が匂ふ」とかいうことを言って、楽しむ歌よみが多いけれど、これらも面白からぬ嘘である。すべて嘘というものは、一度や二度はいいけれど、たびたび詠まれては面白い嘘も面白くなくなってしまう。まして面白くない嘘は、言うまでもないことだ。「露の音」「月の匂い」「風の色」など、もう結構であって、今後の和歌には出てこないようにしなければいけない。「花の匂い」などというのも大概は嘘であり、さくらなどは、匂いなんてない。「梅の匂い」でも、古今和歌集以後の歌よみの詠むように、あまりよいものではない」
では、拙首です。
さあ土日 ひとつひとつを 確実に 仕上げて臨む 新しい週
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