不安との付き合い方

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 昨日の続きです。
 心配性の人は、解決策を見つけたかもしれないのに、確信がないとか、この方法は完璧ではないという理由で切り捨てていた可能性があります。もっとも完璧な解決策など存在しないため、心配性の人は、見つかるまで不安を募らせます。

 心配性の人の中には、あまりにも不安で、情報さえ集めようとしない人もいます。ある情報を知ることで、自分に何か恐ろしいも大があるという事実を突き付けられそうな気がするからです。「何か大変な問題を抱えていると確実に知ってしまったら、自分は打ちのめされ、そのことばかり心配すだろう」というのが、その人が情報を集めない理由です。

 ある四十八歳の女性がいました。婦人科検診をもう、二十年以上受けていませんでした。癌という結果が出るのが不安でたまらなかったからです。

 またある心配性の人で、自分の我意見に自信がないため、自分が「やつれた」と思いたくないことから、鏡を見ないという人もいました。とっても、健康的で魅力的な人なのに、自分は、それに一生気付かないままなのでしょうねえ。

 次回は、不確実な点が残っていることに人が耐えられなくなる過程を紹介します。

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このページは、宝徳 健が2012年2月 5日 09:04に書いたブログ記事です。

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