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正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。第六章にあたる「六(む)たび歌よみに与ふる書」の続きです。
正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。第六章にあたる「六(む)たび歌よみに与ふる書」の続きです。
「詩歌に限らずすべての文学が感情に基づくとすることは、古今東西間違いのないことであろう。もし感情を基本とせず、理屈を基本としたらそれは、歌にも文学にもあってはならないことだ。だから、ことさらに皇国の歌などというのは、例のおろかな歌よりも、何も知らない歌よみの言い方である。「いずれの世にいずれの人が理屈を詠んでいては、歌にあらずと決まっている」と(読者が)言ったのは、驚きを隠せない。理屈が文学にあらずとは、古今の人、東西の人、ことごとく一致している世の中の常識である。もし、理屈が文学という人があれば、それは、日本の歌よみぐらいだろう」
では、拙首です。
気持ち持ち 気持ちつながり お互いに つながるために 己何する
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