不安との付き合い方

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 心配性の人は、不確実な点が残っていることに耐えられなくなります。
 何か悪いことが起きると、たとえば「上司はきっと怒っている」と思ったら、「はっきりわからないのは耐えられない。本当にそうだとわかれば、問題を解決で気かもしれないのに」とか「思いがけない目にあいたくない」とか考え、もっと情報を集めなければと思います。そこで、上司が怒っているかどうかを示す証拠を、過去、現在、未来を含めさまざまな場面から探し始めます。そして、これkら怒りそうなこと(非難される、侮辱される、首になる、二度と同じ職種に就くことができなくなる)をすべて予想し、その解決策(上司にお世辞を言う、一生懸命働く、正常な状態に戻す)を考えるようになります。

 同僚に助けを求め、きっとうまくいくと励ましてもらっても、まだ安心できず、自分でいろいろ考えた解決策も打ち消してしまいます。上司が怒って自分を首にするようなことはないと、自分を確信させてくれるような方法でないからです。そして、延々とどうでもいいことで悩み続けます。

 次回は、心配性の人は「自分の思考や感情を抑えるために心配する」です。

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このページは、宝徳 健が2012年2月 8日 06:07に書いたブログ記事です。

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