このシリーズは右のカテゴリー「和歌」に格納されています。
正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。「六(む)たび歌よみに与ふる書」の続きです。
名著です。
正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。「六(む)たび歌よみに与ふる書」の続きです。
名著です。
「「日本文学の城壁ともいうべき国歌」(というご意見)は、これは何と言う表現だ。代々の勅撰集のごときが日本文学の城壁ならば、実にくだらなく、うすっぺらいものである。そんな城壁は、大砲一発で無茶苦茶に砕けてしまう。私は、国歌を破壊しつくすという考えはない。日本文学の城壁を少し堅固にしたいと考えている。外国の髯面どもが大砲を放とうが地雷を仕掛けようが、びくともしないほどの城壁にしたいと考えている。しかも、私を助けて、この心願を成就せしめんとする大旦那は天下に一人もなく、数年来夕綱気分になっている。自分自身狂ったかなと思うほどである。はたから眺めていると、狂人と思われるかもしれない。」
では、拙首です。
晴れ渡る 朝の陽ざしを あびながら 今日の一日 深く考える
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