不安との付き合い方

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 このシリーズは右のカテゴリー「心理学」に格納さています。

 このシリーズは「論理療法」という心理学に基づいて書いています。論理療法 は、しっかりとやれば自分を変えることができます。でも、いきなり「変える手法」から取り組んで失敗するケースが多々あります。だから、この「不安」とい うものの正体が何かということをじっくりと書いています。

 「不安に対する最悪な対応」の「まったく効果のない12の方法」の第3番目の方法です。何日間かに分けて掲載します。
【心配性の人は情報を集めたがる】
 何か心配なことがあるとき、できるだけ多くの情報を集めようとする人がいます。「情報が力になるはずだ。きっと事実をはっきりさせてくれる」と思います。そのようにして集めた情報が、一連の事実を示している可能性もあります。でも、そうだったとしても、それは「偏って選択された事実」かもしれません。だとすると、それらの事実は意味がないばかりか、誤解を生じかねません。昨日書きましたが、心配性の人は、パラダイムの形成が他の人よりも強くそして速いのです。最初に接した情報が誤りであれば、その後、どんなに正しい情報が出てきても、最初の情報にこだわってしまう可能性はかなり高くなります。

 こうした問題が起きるのは、その人が自分の否定的な考え方を裏付けるような情報を集め、ありもしない動向を見つめ、危険性を過大評価し、見当違いな情報を採用するからです。 つづく

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このページは、宝徳 健が2012年2月27日 06:03に書いたブログ記事です。

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