不安との付き合い方

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 このシリーズの核となっているのは「論理療法」という心理学です。数日後にネタ本をいくつか紹介します。それを読んでいいただいてもいいのですが、日本語訳があまり上手でなく、読んでいると疲れると思います。

 さて、繰り返し申し上げてきましたが、論理療法 は、しっかりとやれば自分を変えることができます。でも、いきなり「変える手法」から取り組んで失敗するケースが多々あります。だから、この「不安」とい うものの正体が何かということをじっくりと書いています。

 今回から、いよいよ「自分の不安の特徴を知る」に入ります。
 心配性だからといって、何もかもが不安なのではありません。人間関係に不安がある人もいれば、お金の心配をするひともいます。健康に不安を感じる人も。今回から、個々の不安の概要を解説していきます。次のような観点からです。

☆不安になりすぎていないか
☆自分の人生恩どの分野に不安を感じるか
☆自分の抱えている不安をどう思うか
☆不確実な状態を許容することができるか
☆自分の性格と不安との関連は何か

 この5つを明らかにするための質問表があります。それぞれ、とても面白い表です。エクセル化しているので、ご興味のある方は、ぜひ、ご連絡ください。送ります。

 さて、まずは、ペンシルバニア州立大学のトム・ボルコヴィッツ教授らは、「不安に関する質問表(PSWQ)」というものを作りました。これはとても面白い表です。エクセル化しているので、ご興味のある方は、ぜひ、ご連絡ください。送ります。

 これを使うと、自分が不安になりすぎるタイプかどうかが判断できます。

 PSWQで算出された点数は、相対的な不安のレベルと、その対処の悪さ(自分を責める、怖がる、希望的観測をする、その問題を避ける)を表しています。

 16問の質問があります。それぞれの質問に自分なりに以下の点数を入れていってください。正直につけてくださいね。って、心配性の人はこのお願いをしなくても大丈夫ですね。

1点:まったく当てはまらない
2点:あまり当てはまらない
3点:やや当てはまる
4点:ほとんど当てはまる
5点:非常に当てはまる

①それをするには時間が足りないという場面でも心配しない(R)
②不安に押しつぶされそうになる
③物事をあまり心配しないほうである(R)
④さまざまな状況が不安の原因になる
⑤不安になってはいけないとわかっていても、どうしても不安になる
⑥プレッシャーを感じると非常に不安になる
⑦いつも何かを心配している
⑧不安なことを考えないようにするのは簡単だ(R)
⑨仕事をひとつ終えた途端、次にすべきあらゆることが心配になる
⑩何に対しても不安を感じない(R)
⑪気がかりでも何も打つ手がない場合、それ以上心配しない(R)
⑫自分は昔から心配性だった
⑬ふと気づくと何かに不安を感じている
⑭いったん不安になると止まらない
⑮四六時中、不安を感じている
⑯片付くまでは、その仕事が不安だ

 さてさて、結果やいかに。つづく。

3点:

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このページは、宝徳 健が2012年3月12日 04:05に書いたブログ記事です。

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