和歌

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 正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。「九(ここの)たび歌よみに与ふる書」の続きです。

 話は変わりますが、NHK大河ドラマ「平清盛」が歴代ワースト3の視聴率だそうです。歴史を国民が学ばなくなったからですね。昨年の「江」なんて、もう最悪の内容で、これほど歴史を冒涜したドラマがあるのかというぐらいだったのに、それよりも悪いとは、国民が歴史を学ばなくなったからでしょう。あのころの、院を中心とした、女性問題と崇徳上皇の悲劇の歴史のドロドロした事実、また清盛の性格を知っていたら、あのドラマほど面白いものはありません(これからどうなるかは知りませんが)。このブログの右のカテゴリー「短編小説」に格納されている「魚は頭から腐る」をぜひ、お読みください。
「 ささ波は 比良山風の 海吹けば 釣りする蜑(あま)の 袖かへる見ゆ

 実景をそのまま写し些(さ)の巧を弄ばぬ所はかえって、興味がわくものである。

    神風や 玉串の葉を とりかざし 内外の宮に 君をこそ祈れ

 神祇(じんぎ)の歌といへば千代の八千代のと決まり文句を並べるのが常套手段であるのに、この歌はすっぱりと言いはなっている。なかなか神の御心にかなっている歌である。句のしまっているところは、半ば客観的にしているところなど注意を持ってみる必要がある。神風やの五字も訳なきようであるが、きわめて善く響いている」

 では、拙首です。

自らが 自ららしく あればいい 自ら逃げて 自らあらず

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このページは、宝徳 健が2012年3月17日 02:02に書いたブログ記事です。

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