和歌

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 正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。今日から「十(と)たび歌よみに与ふる書」です。
「先輩崇拝ということはいずれの社会においてもある。それも年長者に対し元勲に対すると同じように敬礼を尽くすことの意味ならば至極当たり前のことであるが、それと同時に、何の意味もなくその人の力量を崇拝するに至っては愚かなことである。田舎の者などは御歌所(おうたどころ)といえば偉い歌人の集まり、御歌所長といえば天下第一の歌よみのように考え、従ってその人の歌を聞けば、読まないうちから、良い歌と決めてかかっている。私も昔はその仲間の一人であった。今、考えれば、赤面するほど恥ずかしい。御歌所とて偉い人が集まっているはずもなく、御歌所長とて必ずしも第一流の人が坐るものではない」

 では、拙首です。

房総にて 色づく菜の花 桜花 一足先の 春のおとづれ

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このページは、宝徳 健が2012年3月20日 10:25に書いたブログ記事です。

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