restaurantの語源

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 ある方からrestaurantの語源を教えていただきました。
 辞書で調べても載っていますね。語源はrestore(復活する、回復する)です。

 つまり、ものを食べるということは、人間の体を元のよい状態に復元することなのですね。いかんいかん、今までの私の暴飲暴食は(最近はやってませんけど)、自分を破壊することばかりだった。私の場合はdestroy(破壊)が語源になりそうだから、destaurant になってしまいます(涙)。

 考えてみれば、昔の日本食はすべてがrestoreですね。自家製の漬物と味噌、無農薬の野菜、旬の食材、ゼロエミッションの資源の使い方。便利になったのはいいですが、文化・文明を破壊するような便利さは考え物です。昨日、コンビニの漬物を買って食べました。まずくて最後まで食べることができませんでした。流通が主体となって、価格を決めたり、品質を決めたりする社会から決別し、高くてもよいものをしっかりと手に入れられる社会を構築する必要があります。

 では、拙首です。

楽をする このあり方が 破壊する わが身わが国 もののあり方

 正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。「十(と)たび歌よみに与ふる書」のつづきです。

「歌というと、いつでも言葉の論議が出てくるのには困り果ててしまう。歌では「ぼたん」といわず、「ふかみぐさ」と詠むのが正当なんだとか。この言葉をこう言わず、必ずこう言うというしきたりがあるという人がいるけれど、それは根本において己の愚考を言っているだけだ。おろかなのは、は古い人のいう通りにやらなければならないというのでもなく、しきたりにならおうとするのでもなく、ただ自分が美しいと感じる趣味をなるべくよくわかるようにあらわすのが本来の意味なのだ。だから、俗語を用いる方の美観をあらわすには、稚児を捨てて俗語を用いてもよい。また昔からのしきたりの通りに詠むこともあれば、それはしきたりがあるからそうするのではなく、その方が、美観をあらわすのに適しているためだ。古人のしきたりなどと言うが、その古人は、そのときには新しいものをどんどん用いたことを忘れてはならない」

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このページは、宝徳 健が2012年3月26日 03:47に書いたブログ記事です。

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