包みの文化

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 私は時代劇が大好きです。最近のTV番組に時代劇が少ないのには、腹が立ちます。女の子がたくさんでてきて、踊りながらへたくそな歌を歌うのを見るくらいなら、時代劇を観たい。
 時代劇の中でも、鬼平犯科帳はダントツに好きです。もっとも、私は、池波正太郎の大ファンですし、目指すリーダーシップスタイルは、長谷川平蔵(鬼平)です。

 鬼平の上司が京極備前守(きょうごくびぜんのかみ)です。鬼平がピンチに陥る時、いつも、若年寄である京極備前守が守ります。京極氏の領地は丹後峰山藩です。丹後縮緬(たんごちりめん)の産地です。高度経済成長期に、がちゃんと織れば一万円、という、「がちゃまん景気」に沸いたと言われています。今ではすっかりすたれてしまいましたが、上質の絹の産地です。

 ここでつくられる、縮緬風呂敷は有名です。昔の関西では、内祝いなどで風呂敷を贈ることが一般的でした。いいですね~。

 私が今、もらって一番うれしいのは、風呂敷か、ハガキか、切手です。

平包み、隠し包み、お使い包み、すいか包みなど、風呂敷の包み方の基本が八種類ぐらいあるそうです。社会人になった時、十露盤と風呂敷は欠かせない、私のグッズだったのですが、いつの間にか使わなくなりました。 風呂敷がまた静かなブームなんだそうです。また使い始めヨット。

 たった一枚のデザインされた布が、包みあげると一つの創作となる。日本の文化とはすごいものです。

一枚の 風呂敷語り 包み込み 結ぶ心と 贈る心を 
 
 正岡子規の「歌よみに与ふる書」を現代語訳しています。「人々に答ふ」の続きです。

 何よりお答えすべきかどうか迷っていたけれど、思い出すままに一つずつ申し上げていきます。三月十一日の紙上に、番外百中十首(松の山人役)として揚げた歌を、私が変名で揚げたのではないかとの質問がありました。これは、ことごとく、「柿園詠草(しえんえいそう)」の中にある歌であって、私の歌とはまったく違います。「柿園詠草」中の歌を誰かが投稿して。如何にして紙上に乗せられるかは、私の知ったことではありません。さて、またこれらの歌が私の歌と似ているという人もいました。これらの歌に対する私の感想を述べて、そうではないことを証明しましょう。

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このページは、宝徳 健が2012年4月22日 02:56に書いたブログ記事です。

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